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新着情報

グリシナクリニック湘南台のヒト臍帯由来幹細胞培養上清液について

新着情報

ヒト臍帯由来幹細胞培養上清液

はじめに

当院では、ヒト臍帯由来間葉系幹細胞培養上清液を用いた点滴療法・皮下注射療法を提供しております。幹細胞が分泌する数百種類のサイトカインやエクソソームを含む上清液を投与することで、体内の組織修復・再生機能を高めることを目的としています。

 

本治療で使用するヒト臍帯由来間葉系幹細胞培養上清液は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。

  • 国内外において、同一の成分や性能を有する承認医薬品等は存在しません
  • 本製品は「研究用試薬」として製造されており、医師の責任のもと使用されます
  • 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の医薬品副作用被害救済制度の対象外です
  • 厚生労働省は2024年7月31日に、「世界中で本製品と同一の成分・効能を有する承認医薬品は存在しない」と確認しています

期待される効果は?

抗炎症効果

培養上清液に含まれるIL-10、TGF-β、IL-1RAなどの抗炎症性サイトカインが、マクロファージの極性転換、T細胞増殖抑制、NF-κB経路抑制などを通じて強力な抗炎症作用を示すことが、多数の動物実験で確認されています。

創傷治癒促進

創傷治癒促進効果は、系統的レビューで分析されており、動物実験レベルでエビデンスがあります。


以下の効果は、小規模な臨床研究などのデータで示唆されています。

育毛・発毛効果(AGA治療)

脂肪由来幹細胞抽出物(ADSC-CE)を用いたランダム化二重盲検プラセボ対照試験(n=38)で、16週間で平均毛髪密度28.1%増加が確認されています。

ADSC-CM+ミノキシジル5%併用の二重盲検RCTでも改善傾向が確認されています。

ただし、既存のRCTはいずれもサンプルサイズが小さく(20〜60名程度)、メタアナリシスは未実施です。

皮膚若返り・美容効果

含有クリーム4週間使用により皮膚密度が2.46%改善、目尻のシワが減少したと報告されています。

ただし、大規模RCTによる美容効果の証明は不十分であり、エビデンスレベルは主に前臨床研究と小規模臨床研究にとどまります。

神経保護作用

脳虚血に対する神経保護作用について、系統的レビューで機能回復促進が確認されていますが、ヒト臨床は小規模研究が中心です。

以下の効果は、理論的には期待されてますが、現時点では臨床的なエビデンスが極めて限定的です。

ED(勃起不全)改善

慢性疲労改善

関節痛の軽減

アレルギー症状の改善

 

 

当院の製品について

当院で使用する培養上清液は、以下の厳格な管理体制のもと製造されています:

製造元:バイオメディカルネット株式会社
原料:一定の条件を満たした健康な日本人ドナーの臍帯組織由来
品質:クリニック併設型の細胞培養加工施設でクラス100基準のクリーンルームやフィルタリングによって滅菌実施

3段階ウイルス検査システム

すべての製品は、3段階でウイルス検査を実施しています。

含有成分

培養上清液には、以下のような成長因子・サイトカインが含まれています:

  • HGF(肝細胞増殖因子):組織再生、抗炎症作用
  • VEGF(血管内皮増殖因子):血管新生
  • EGF(上皮成長因子):皮膚再生、創傷治癒
  • KGF(ケラチノサイト成長因子):肌のたるみを抑制、肌のターンオーバーを正常化
  • FGF、IGF、TGF-β、PDGFなどのサイトカイン
  • エクソソーム(細胞外小胞):細胞間情報伝達物質

投与方法

点滴静注:上清液を生理食塩水100mlで希釈し、30分かけて静脈内に点滴投与します。

一般的な副作用(軽度・一過性)

  • 注射部位の反応:発赤、腫脹、疼痛、内出血(通常1〜2週間で消失)
  • 点滴時の不快感:血管痛、冷感、違和感
  • アレルギー反応:蕁麻疹、痒み、発疹(稀)
  • 全身症状:一過性の発熱、倦怠感、頭痛(稀)

重篤な副作用・リスク

アナフィラキシーショック

極めて稀ですが生命に関わる急性アレルギー反応が起こる可能性があります。当院では緊急時対応体制を整備しています。

感染症・敗血症

2023年10月、日本再生医療・抗加齢医学会により、エクソソーム療法による死亡事例が報告されています。 細菌混入による敗血症が疑われています。当院では、使用期限の厳守や保管管理を厳重に行っています。

腫瘍促進リスク

成長因子(VEGF、EGF、FGFなど)は、理論上、既存の腫瘍の増殖を促進する可能性があります。

悪性腫瘍の既往がある方、現在治療中の方は使用できません。

血栓塞栓症

幹細胞製品に含まれる組織因子(TF/CD142)が血液凝固を促進し、血栓形成のリスクを高める可能性が指摘されています。

治療を受けられない方

  • 悪性腫瘍の既往または現在治療中の方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • 重度の動物性タンパク質アレルギーをお持ちの方
  • アナフィラキシーの既往がある方

当院では治療を受けられない方

  • 授乳中の方
  • 自己免疫疾患をお持ちの方
  • 感染症(HIV、肝炎など)をお持ちの方
  • 重篤な心疾患・腎疾患をお持ちの方
  • 18歳未満の方
  • 重度の糖尿病の方
  • 凝固障害をお持ちの方
重要:ヒト由来生物学的製剤の投与を受けた方は、今後献血ができなくなります。

料金

初回カウンセリング料

1,500円
(税込:スタッフによるカウンセリング+医師の診察代を含む)

 

費用

幹細胞上清液(臍帯由来)※初回の場合は、1バイアルからになります。

1バイアル 33,000円(税込)
3バイアル

90,000円(税込)

5バイアル 145,000円(税込)
10バイアル  280,000円(税込)

予約方法

 

WEB予約やLINE予約から可能です。
「その他メニュのご予約」→「幹細胞上清液」をお選びください。
※来院前に事前問診を必ず記入をお願いします。
※2回目以降の当日キャンセルは、費用の100%のキャンセル料がかかります。
【参考文献】
  1. Tak YJ, et al. A randomized, double-blind, vehicle-controlled clinical study of hair regeneration using adipose-derived stem cell constituent extract in androgenetic alopecia. STEM CELLS Translational Medicine. 2020;9(6):679-691.
  2. Sitohang IBS, et al. Combination of adipose-derived stem cell conditioned media and minoxidil for hair regrowth in male androgenetic alopecia: a randomized, double-blind clinical trial. Stem Cell Research & Therapy. 2023;14:366.
  3. Kim YJ, et al. Effect of stem cell conditioned medium on skin rejuvenation. International Journal of Cosmetic Science. 2018;40(3):268-273.
  4. Frontiers in Cell and Developmental Biology. Systematic review of mesenchymal stem cell conditioned medium in wound healing. 2021. 
  5. Seihoku Clinic Study. Safety and efficacy of mesenchymal stem cell conditioned medium in chronic diseases: An observational study. PLOS ONE. 2025. 
  6. Ito M. Case reports of rapid cancer progression in Stage IV lung cancer patients following exosome administration. Japanese Journal of Cosmetic Medicine. 2023.
  7. Korean Case Series. Persistent erythema, granuloma, and scar formation following stem cell supernatant injection: 4 case reports. PMC Journal. 2025.
  8. FDA Safety Communication. Serious bacterial infections associated with unapproved exosome products. 2019.
  9. Ministry of Health, Labour and Welfare, Japan. Administrative notice regarding stem cell culture supernatant and exosome therapies. July 31, 2024.